【怖い絵2】弦巻マキと見る”怒れるメディア”の解説

やっほー。マキだよー。

今回紹介する意味が分かると怖い絵の名前は・・・・・。

この絵は1838年に「油彩」で”ドラクロア”によって描かれた作品だよ。

これは英雄”イアソン”が海外遠征で”メディア”という女性と一目惚れに落ちて、恋に落ちるという話。

でもそこに”クレオン王”の娘さんに見初められる。でも彼はその誘いを断り・・・・・・

・・・・な訳ないよね。彼はメディアとの子供が出来た頃には彼女に飽きかけていたし、求婚を受け入れれば出世も出来ると考えたんだよね。

そして捨てられた”メディア”がクレオン王の娘を殺害して、さらにイアソンとの子供も殺害するというお話なんだよね。

この絵の女性はもちろん”メディア”。彼女の左手にはナイフがあるのが分かるかな？

あれは自分の身を守る為ではなく、愛する子供たちを殺すために存在しているんだよ。

彼女の眼をよく見ると充血しているのが分かるかな？（少し分かりづらいけど。）

彼女はイアソンと恋に落ちて全てを捨てて二人の子と一緒に暮らしていたんだよね。

でも、イアソンは結局「権力」と「財力」に惹かれてしまい妻を裏切るんだよ。

そりゃ嫉妬に苦しんで悲しむのも分かるよね。

この男の子は絵を見ている私たちに助けを求めているんだよ・・・。

今から母親の手によって殺されるのを理解しているんだよね・・・。

子供が足をじたばたと必死に動かしているのが分かるかな？

母親の復讐の一環で殺されるのが分かっているからこその必死の抵抗なんだろうね・・・。