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【舞鶴高1女子殺害事件】無罪判決の男が殺人未遂を犯した未解決事件とは?

未解決事件
出典: 産経新聞

こんにちは。タクヤンです。

今回お話しするのは

舞鶴高一女子高生殺害事件

です。

 

 

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舞鶴高一女子高生殺害事件の概要

舞鶴高一女子高生殺害事件の概要

舞鶴高一女子高生殺害事件とは別名は「舞鶴事件」の2008年5月に京都府の舞鶴市で発生した殺人事件。

容疑者がかつて殺害を犯しており、無罪確定後にまた窃盗容疑や殺人未遂を犯した事件。

犯人は分かっているはずなのに実質的に未解決になってしまった事件です。

 

 

舞鶴高1女子殺害事件の犯行手口と容疑者の浮上

舞鶴高1女子殺害事件の犯行手口と容疑者の浮上

2008年5月6日に15歳の女子高生が夜10時頃に自宅を出て翌日の午前0時50分ごろに「国道沿いのドラッグストア付近にいる」と電話で話し、その後兄にメールを送信して行方が途絶えた

 

同日に女子高生の家族が警察に捜索願届を出し、その翌日の8日に雑木林で遺体として発見された。

被害者は失血死しており

  1. バールのようなもので顔や頭を複数殴打
  2. 遺体に土や落ち葉をかけて隠ぺいしていた

犯行は自宅に連れ込むのではなく、人通りの少ない道路などに隠れるかすれ違うかのタイミングで歩行者や自転車の女性に体当たりして倒してから覆いかぶさるのではないかと疑われている。

 

 

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事件の容疑者の浮上とその逮捕

事件の容疑者の浮上とその逮捕

出典: pds.exblog.jp

事件の5月7日未明に女子高生と黒い服を着て自転車を押す男が一緒に現場に向かっているのを複数のカメラを捉えており、聞き込みの結果現場付近のある男が浮上した。

 

この男は事件当日に黒い服を着ており、防犯カメラに写っていた体格で同一人物とみて矛盾しないという鑑定結果もあり、11月15日に男は女性下着1枚と賽銭役2000円を盗んだ窃盗罪で逮捕された。

弁護人の抗議もあり家宅捜査が1日遅れで行われ、弁護人の立会いの下で2000点押収された。

また、以下のことも判明していた

  1. 複数の所有する自転車の色が事件後に塗り替えられている
  2. 凶器とみられるバーベルを数年前から所持していたが事件直後に亡くなっている

これらを検察側は証拠隠滅と見ている。

 

 

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舞鶴高1女子殺害事件の容疑者「中勝美」の前科

舞鶴高1女子殺害事件の容疑者「中勝美」の前科

出典: 産経新聞

この中勝美容疑者は1973年の当時25歳の時に交際相手の女性とその兄の2人を刃物で殺害し、近くの建物に住人の女性2人を人質にして立てこもる事件を起こしていた。

この事件は今も昔も変わらず凶悪犯罪なんですが、当時は厳罰化がそこまで進んでいなかったので懲役16年となり、約12年で仮釈放。

 

その約6年後の1991年に当時43歳の中勝美は舞鶴市内で当時21歳の女性を強姦目的で暴行、怪我を負わせる事件を起こし障害と強姦未遂で懲役6年を言い渡され満期出所していた。

 

 

舞鶴高1女子殺害事件の裁判とその判決

舞鶴高1女子殺害事件の裁判とその判決

この事件は状況証拠の積み重ねだけが証拠であり、中勝美容疑者を犯人と結びつける直接的な証拠はないとして世間からも注目されました。

検察側は

  1. 防犯カメラの男は鑑定結果から「被告と同一人物の可能性が高い」
  2. 被告は自転車を押していた被害者と歩いており、彼の目撃証言も殺害現場と時刻が近い
  3. 財布やポーチ、化粧品、下着としか報道されていないのに被告は検察官に色や形状を供述

と主張し、死刑を求刑。

弁護側は

  1. 防犯カメラの映像は不鮮明であり、被告と同一人物とは言えない
  2. 暗くて人物の識別は困難であり、証言も矛盾などがあり証拠になるとは言えない
  3. 遺留品の特徴は検察官も知っているので誘導も可能。秘密の暴露とは言えない

と無罪を主張。

この主張に対して京都地裁は画像鑑定は証拠能力はないとし、その他いくつかの証拠を認め、無期懲役判決を言い渡した。

弁護側はこの判決を不服として即日大阪高裁に即日控訴した。

 

その結果大阪高裁の川合昌幸裁判長は京都地裁の判決を状況証拠だけの立証は難しいとして、「疑わしきは罰せず」のルールを重んじた結果逆転無罪の判決を言い渡された。

この時中勝美容疑者は涙を流して感謝の言葉を述べていた。

 

 

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舞鶴高1女子殺害事件の後「中勝美」は万引きと殺人未遂を犯した

舞鶴高1女子殺害事件の後「中勝美」は万引きと殺人未遂を犯した

出典: Tweet

中勝美は2013年8月に大阪市西成区のコンビニでアダルト雑誌を窃盗し、大阪地裁で「懲役1年6か月」の実刑を言い渡された。

この判決理由は「無罪判決確定後半年以内で犯行を行っているので今後の再犯が強く懸念される」です。

 

その1年後の2014年に出所した中勝美は11月5日の午前8時40分ごろに女性の顔や胸など約10か所を刺した容疑で逮捕された。

中勝美容疑者は「女性が殴ってきたので刺した」と容疑を認めた。

 

そして2016年2月24日の大阪地方裁判所で検察は

  1. 男が女性に好意を抱いてキスを迫ったら抵抗されたため刺した
  2. 全身の傷から殺意がある

と主張し、弁護側は

  1. 自分を守るためにナイフを取り上げたら刺さってしまった。
  2. わいせつ目的はない
  3. 元雇用主だった女性と賃金の未払いで口論になった
  4. 女性から襲ってきたので正当防衛

と無罪を主張。

そして同年2月に検察は懲役25年を求刑し、大阪地裁は殺人未遂や強制わいせつ致傷で懲役16年の判決を下した。

 

 

 

「中勝美」の病死と舞鶴高1女子殺害事件に関する最後の証言

 

そしてこの事件の容疑者でもあった「中勝美」は大阪刑務所に服役していたが2016年の7月11日に67歳で病死した。

そしてある記事を発見した。

この事件は2014年の11月12日に出てきており、あくまでも彼と同じ拘置所にいたおとこの証言であるということを留意しておいてください。

今回の事件取材を進めるなかで、『舞鶴の事件は、オレがやったんや』と中容疑者の告白を聞いたというA氏に会うことができた。A氏は’12年当時、ある傷害致死事件の容疑者として逮捕され(後に無罪判決)、中容疑者と同じ大阪拘置所に収監されていた。

「あいつとは5カ月間一緒にいたよ。8人部屋で、勝美はいつもオレの隣に寝ていた。右足首の内側に、般若と女性器の刺青があったな。般若の鼻が女性器に入っていて、そこから愛液が3滴出ていた。それに、あいつはよく夜中にうなされていた。突然『オレは殺しとらん』と言い出すんだ」

舞鶴事件の核心に触れたのは、中容疑者に無罪判決が出される直前だった。

「オレがあいつに『本当はどうなんだ、やったのか』って聞いたんだ。最初は否定していたけど、あるとき夜中に布団をこそっと上げて話しだした。『本当はオレが殺ったんや。ほんまは殺っとんねん。オレはあの子に顔見られたからな。(凶器の)バールを埋めたのは警察が捜索した場所とは山ひとつ違う場所やから、捜しても絶対わからんよ。それに(DNA鑑定しても)何も出てこん』とね。小声で話したんだよ。同じ房のもう1人も聞いとった。やっぱりなと思ったね」

「舞鶴女子高生は俺が殺った」大阪メッタ刺し犯が告白していた! - ライブドアニュース
舞鶴女子高生殺害事件の元容疑者が大阪の殺人未遂事件で逮捕された件。2012年拘置所にて、舞鶴の殺害を「オレが殺った」と告白していたと判明。舞鶴の事件は、今年7月の最高裁で男の無罪が確定している

これが事実とするなら無罪判決を言い渡されたときに涙を流したという姿には吐き気しか感じません。

 

 

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終わりに

この事件は実は未解決事件であり、犯人がちゃんと確定していないという事件です。

確かに状況やその他の証拠から判断してこの中勝美が犯人と思うんですが,本当はどうなんでしょうか・・・。

 

彼が「俺がやった」と自白していますが、裁判の結果は無罪になっており彼自身も死んでいるので犯人かどうかの判断もできないので事件の本当の犯人は不明のままです。

 

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