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【プライベートライアン】アパムを見てどう思ったか?本当に無能か?

2019年12月31日

今回お話しするのは

プライベート・ライアン

アパム

のお話です。

 

 

アパムとは何者か?

アパムとは何者か?

アパムは映画「プライベート・ライアン」に登場するキャラクターで

~プロフィール~

名前: ティモシー・E・アパム

出身: ボストン

階級: 伍長より下の五等特技兵

使用銃: M1ガーランド

特技:フランス語&ドイツ語

実戦経験: なし

となっています。

彼に対する評価の多くは

  1. 役立たず
  2. 臆病者
  3. 優しい?

などであり,勇敢といった評価はそこまで多くないです。

 

 

アパーム!弾!弾持ってこーい!!」の元ネタ

「アパーム!弾!弾持ってこーい!!」の元ネタ

よくTwitterや動画のコメント欄で「アパム!!弾持ってこい!!」といったコメント欄がありますがこれは彼がとある銃撃戦において機関銃を撃っていた兵士が弾切れになりかけていた時に必死に叫んでいた背景があります。

 

その為よく「弾薬に関するネタ」が出てきたときにはこの語録が出てきます。

というかAAで出てくる「アパーム!弾!弾持ってこーい!!」がこの映画での彼の行動から生またものです。

 

 

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アパムを劇中で追ってみてみる

ではそんなアパム伍長を劇中の時間軸で順番に追っていきます。

その時の彼の行動や考え方も一緒に見ていきます。

  1. アパム加入時
  2. 村での戦闘
  3. 教会での大尉との会話
  4. ドイツ軍基地での戦闘
  5. 捕虜とのやり取り
  6. 最終戦闘

大まかに6つの順番で彼を追っていきます。

 

 

アパム加入時

アパム加入時

まずノルマンディー上陸作戦が成功してから「ライアン救出作戦」を言い渡された直後,「ドイツ語を話せる兵士が必要」ということで「アパム伍長」が新たにチームに参入。

この時のアパムは「射撃経験はあるが実戦経験はない」と判明しており,荷物に色々と持っていこうとしています。

 

大尉が会議中に話しかけたり,戦闘に不要なタイプライターを持っていこうとしていたり明らかに戦争そのものを知らない新兵・・・・もしかしたらそれ以下の兵士といった印象です。

 

道中でのアパムの行動や考え方

その後の道中も同僚に話しかけたり「「戦場における兵隊同士の友情の芽生え」を題材にした本を出したい」と夢を語ってます。

この部分でもアパムが戦争とは何なのかを知らず正に理想を夢見ているとも捉えれます。

 

さらに隊員が任務に対する不満(1人を救うのに8人も必要なのか)を言った時も「兵士は自分の母を捨ててでも絶対に命令に従うべき」という兵士の心構えを遵守すべきと少々堅物な印象も見受けられます。

 

 

村での戦闘1(スナイパー)

村での戦闘1(スナイパー)

ここでは特にアパムは行動していませんが基本仲間の後に付いていく形で行動していますが,基本他の兵士みたいに発砲するシーンはありません。

また、民間人救出時に味方が狙撃された時も「そんな…」といってました。

これは考えすぎかもしれませんがこの時アパムは「非戦闘員を救っている時は流石に撃たないだろう」といった甘い考えがあったからこその発言なのかもしれません。

 

 

村での戦闘2(眼前の敵との対峙時)

村での戦闘2(眼前の敵との対峙時)

スナイパーとの狙撃を終えて建物でちょっと一息と思ったら壁が崩壊して中にいたドイツ兵と一触即発の状態。

他の兵士は銃を構えて通じるはずのない「英語」で降ろせと脅し,アパムは構えるどころか銃を抱きかかえています

そしてドイツ語は私は分からないんですが「武器を降ろせ」みたいな発言しかしていないですね。

 

教会での休息時での戦争への見方

教会で休息時アパムは「戦争はいい経験になる。人の感覚を磨き上げ、肉体を強くし,その極限状態の中で相手を人間として見極めれる」といった考えを示しています。

悪い所は哲学者エマーソンの「戦争をプラス面でとらえる」といった良くも悪くも戦争を美化している考えを彼が持ってしまっているところです。

戦争からこういった経験を得られる人間はごくわずかでほとんどはPTSDになったり戦死したりとそもそも得られるものがないです。

そういった面ではアパムは「戦争を経ることで人間として高みを目指せる」と真に戦争を知らない人の発言とも見えます。

 

 

ドイツ軍基地での戦闘

ドイツ軍基地での戦闘

ライアンを探す道中でドイツ軍基地を潰すといった任務を緊急でこなすことになった時の彼の行動を見ていきます。

 

アパムは後方ですぐに動けるように狙撃兵のジャクソンと交代で変わってます。

普通はジャクソンが後方支援の方がいいんでしょうが実際はこっちの方が正しいんでしょうか?

ここでも彼は銃撃や爆発に怯えてしまい動物の死体の陰からスコープで覗くことしかしていません。

とはいえ、その後急いで荷物を届けに行けているのは流石というべきか。

戦闘後衛生兵ウェイドの治療時には何もできずに言われるがまま水を渡して傍観するしかなかったですね。

事故現場に遭遇した一般人ぐらいです。

 

 

捕虜とのやり取りから見るアパムの捕虜への見方

捕虜とのやり取りから見るアパムの捕虜への見方

そしてウェイドを撃った?(捕虜のドイツ兵は撃ったことを謝罪していたので撃ったのかも)ドイツ兵捕虜をどう扱うかという話で,アパムとその他兵士達との考えの違いが出てきますね。

 

  • アパム: 捕虜を撃つのは違法だ!協定で捕虜は撃つのは卑怯だ!
  • その他: 仲間を撃ったんだ!もし逃がしたらまた銃を持って襲ってくる!

アパムはあくまでも「人道的・条約に従って捕虜を扱うべき」と必死に命乞いする兵士を見て殺してはいけないと訴えていますね。

ここでも実戦経験のないアパムが戦争をいい方向に見ている面が出ていますね。

 

 

最終戦闘での彼の行動

最終戦闘でのアパムの行動

最後の戦闘は言うまでもなくアパムが「給弾兵」として活躍するはずでしたが,戦車の猛攻によりそこまで活躍できませんでした。

それどころか敵の激しい猛攻に怯えてしまい,すぐ上で味方が助けを求めても階段で蹲ってしまい救出にも行けず、味方を殺したドイツ兵士に手を軽く上げて降伏までしてしまいます。

 

その後も橋の向こうまで撤退する予定が逃げ遅れ,ドイツ兵が沢山いる中に取り残され蹲って隠れているばかり。

その中で,ドイツ軍基地での戦闘で逃がした兵士をアパムを見つけてしまいます。

そして連合軍の救援でドイツ軍が撤退するなかでアパムはドイツ兵に銃を突き付けています。

その時の会話は

アパム:「手を上げろ!武器を置け!」(繰り返し)

ドイツ兵:「俺はこの兵士を知っている。俺はこの男を知っている。」

アパム:「黙れ!」

ドイツ兵:「アパム」

アパムは少し動きを止めた後に彼を撃ち、それから残りの兵士に「行け!消えろ!」と話しています。

このドイツ兵は逃がした元捕虜であり彼はこのシーンで初めて銃を発砲し一人を殺害しています。

 

 

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なぜ最後ドイツ兵をアパムは撃ったのか?

本題の1つのなぜアパムは最後投降したはずのドイツ兵を殺したのか?

このシーンだけを見るとアパムの言っていることやっていることが矛盾していて分かりずらいですが全体を通してみるとなんとなく見えてきます。

 

アパムの映画での立ち位置は簡単に言えば「戦争を知らない人間であり,戦争を綺麗なモノと見る一般人」です。

そんな人間がいくつもの戦闘を通じ最終的に戦争というものをその身で実感し,最後に兵士として戦争に染まった

そしてその「戦争に染まった部分が投降した兵士の殺害に当たり,アパムは最後に投降したドイツ兵を射殺することで「兵士になった(戦争に染まった)」とも見ることが出来ます。

 

その他の意見・考察

 

アパムの意見で当時大尉が全員が殺すべきという意見の中でまた武器を取って戦う可能性のある捕虜を逃がした。

 

自分だけの意見で捕虜を逃がし,その結果自分のせいで大尉が撃たれたということに対する責任や罪悪感からドイツ軍の捕虜を殺害した。

 

 

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階段でアパムをなぜドイツ兵は殺害しなかったのか?

階段でアパムをなぜドイツ兵は殺害しなかったのか?

先に注意しないといけないのは階段のドイツ兵と元捕虜のドイツ兵は別人です。

  • 階段のドイツ兵: 親衛隊
  • 元捕虜のドイツ兵: 国防軍

全くの別人ということは親衛隊は別にアパムに命を救われたわけではないので見逃す必要もないです。

 

これに関しては複数の考察があり,

  1. 戦意のないアパムを脅威とは思わず見逃した
  2. 殺す必要もないと思われた
  3. メリッシュを殺害した時みたいにまた嫌な思いをしてまで殺す必要はないと感じた

などなど考えられます。

とはいえあのシーンだけではどういった風にも捉えられるので何とも言えませんね。

 

 

プライベート・ライアン裏話1: メリッシュ殺害時ドイツ兵はなんて言っていたのか?

プライベート・ライアン裏話1: メリッシュ殺害時ドイツ兵はなんて言っていたのか?

メリッシュを殺害したドイツ親衛隊の方はドイツ語でなんて言っていたのか?

暴れるんじゃない、俺達二人のうち、どちらかが死ななけりゃならないんだ。

俺の方が強いんだ。

暴れなきゃ、ずっと楽に死ねるんだ、ずっと楽に…

と言っているそうです。
通じるわけでもないのに何とも言えない言葉ですね。

 

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プライベート・ライアン裏話2: 最初の殺された捕虜2名は…

実はオマハビーチの最後にアメリカ兵がふざけ半分で殺害した敵兵士は「ドイツ軍」ではなく「チェコ軍」だそうです。

ミラー大尉の部隊が戦っていた海岸ではドイツ軍以外にも「チェコ・アルメニア・ウズベキスタン」などの国の兵士も一部参加していたそうです。

 

プライベート・ライアン裏話3: 物語通りに撮影された

プライベート・ライアン裏話3: 物語通りに撮影された

これも調べてびっくり。

普通はロケ地やキャストの様々な兼ね合いでシーンごとにバラバラに撮影して編集してつなげるのが一般的な撮影です。

 

ですがプライベート・ライアンの監督スピルバーグ監督は俳優たちが同じ経験を共有したように感じさせるためにわざと物語の順番に撮影しました。

これのおかげで苦労や労力などはすさまじいですがリアルさが増すということです。

 

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プライベート・ライアン裏話4: 演者は全員海軍ブートキャンプに参加

プライベート・ライアン裏話4: 演者は全員海軍ブートキャンプに参加

そしてこれは有名な話ですが、出演者たちは全員リアルな演技のため「元海兵隊大尉」の協力で10日間のブートキャンプ同等の訓練を受けてます。

  • 教官が演者に向けて空砲を撃ったり
  • 当時の装備を背負って延々と行軍

と軍隊と変わらない訓練を受けさせられ,訓練終了後も休む間もなくあの上陸作戦などの激しい戦闘シーンの撮影を14日間行ってます。

 

こうなるとどうなるか?

撮影時の和やかな雰囲気は全て消え,さらにこのブートキャンプから意図的に外され、事情を知らなかったライアン二等兵役のマット・デイモンさんがにこやかに撮影現場に訪れたので物凄く険悪な雰囲気になったそうです。

ちなみにこれも狙い通りで,ライアン二等兵への怒りを自然な雰囲気で出すために行ったそうです。

リアルな映画を作るためにここまでするのは凄いというかなんというか・・・・。

 

プライベート・ライアン裏話5: 本物の兵士・兵器が出演

プライベート・ライアン裏話5: 本物の兵士・兵器が出演

あの序盤の20分近くの上陸作戦は戦争映画としてはかなり高い映像でありグロテスクなリアルな戦場を可能な限り再現したものです。

 

それもそのはずで,最初のオマハ・ビーチ上陸作戦は当時歴史資料として保存されていた本物のオマハ・ビーチに非常に似たアイルランドのビーチで撮影されていたからです。

さらにその際アイルランド陸軍から250名の現役の兵士をエキストラとして借りていたそうです。

その他歴史再現家の協力もあり

  • 機関銃の銃声は本物を録音して使用
  • 米・独の装備はレプリカないし本物
  • 兵器・車両は可能な限り本物

といったいどれだけの予算と苦労がかかっているのか想像に難くない。

とはいえこれだけの苦労があったからこそあの「プライベート・ライアン」という大作ができたのも事実です。

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