【怖い絵3】紲星あかりと見る”かわいそうな先生”の解説

こんにちは。紲星あかりです。

今回紹介する意味が分かると怖い絵の名前は・・・

この絵は1844年にリチャード・レッドグレイが「油彩」で描いたもの。

この人には2人の妹もいますが彼女たちも「かわいそうな先生」をさせられていました。

そのため、彼の絵にはガヴァネス（先生兼子守り）がよく出ています。

余談ですが彼の妹の1人はガヴァス援護協会に給料2年分を寄贈しています。

庭が明るいのは家に庇護された上流階級の女性（レディ）達。

先生もかつてはレディだったんだけど、今は暗い場所に堕ちて行ってしまっていますね・・・。

これは彼女の大切な人が亡くなったのかもしれない「訃報」・・・

だからこそ彼女の服は黒い服なんですね。でも彼女は雇われの身だから駆けつけることは出来ません。

ピアノの上の楽譜のタイトルは「ホーム・スイート・ホーム」というタイトル。

つまり「楽しき我が家」。家に帰りたいというのがここに現れています・・。

足元にあるのは毛糸。昔は先生の仕事のみだったんだけど、この時代になると「先生　兼　子守り」が普通。

役割が増えてしまい元レディの先生たちを苦しめてきたんですね・・・。