死刑制度のメリット・デメリットや様々な問題点と思うことは?

社会問題
この記事は約15分で読めます。

こんにちは。タクヤンです。

今回お話しするのは

死刑制度

メリット・デメリット

などのお話です。

賛成・反対両意見を様々なデータを踏まえたうえで自分も考えたいですし、読んでいるあなたにも考えていただきたいです。

予め諸注意になりますが、中立のつもりで書いたつもりですが、賛成派の方に傾いている記事にはなります。(感情的になってしまう)

その上での改めての問題提起です。

主に参考にした文献やサイト様を以下にあげておきます。

  1. 死刑廃止前後10年間の殺人事件認知件数等の推移(フランス)
  2. 法務総合研究所研究部報告59各国の再犯率の状況
  3. 死刑制度の存廃に関する主な論拠
  4. 死刑制度に関する政府世論調査に対する意見書(2018年度:日本弁護士連合会)
  5. 研究ノート: ノルウェーにおける刑事政策の現在(いま)
  6. 平成27年度犯罪白書 第4編/第1章/第1節/1
  7. Q&A日本と世界の死刑問題(本)
  8. 死刑廃止論(本)
  9. 死刑制度必要論(本)

書物に関しては管理人の読解力が低いのが理由でなかなか頭を使いました。

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そもそも日本の死刑はどう判断されるのか?

こんなことを考えたことはありますか?

「日本ってどこが基準で死刑なの?」

  • 戦争を誘致したら死刑
  • 内乱を起こしたら死刑・無期懲役

上二つは極端な例になってきますが、よくニュースで流れる殺人事件などでどこから死刑になるのか?

日本の死刑制度は「永山基準」という「永山則夫連続射殺事件」の時に用いられた死刑適用基準を元に判断されています。

主に以下の9項目が提示されています。

  1.  犯罪の性質
  2.  犯行動機
  3.  犯行態度(殺害方法の執拗性や残虐性)
  4.  結果の重大性(特に殺害された被害者の数)
  5.  遺族の被害感情
  6.  社会的影響
  7.  犯人の年齢
  8.  前科
  9.  犯行後の情状

これらを満たせば死刑が適用されるんですが、2007年に起きた「闇サイト殺人事件」など1950~2011年までに発生した13件の殺人事件は被害者が1人であったがその他の項目を考慮して死刑判決にもなったこともある。

逆に犯人の年齢が犯行当時未成年であっても死刑判決がでたこともあり、永山基準は見直しの動きもあるのだがおおむね現行日本において死刑の適用基準は「永山基準」となっています。

日本における死刑存置派と死刑廃止派の割合は?

1956年から2014年までの死刑存置派と廃止派の割合はどうなっているんでしょうか?

死刑廃止について賛成か反対かの割合(単位:%)」です

年度 賛成 わからない 反対
1956 18.0 17.0 65.0
1967 16.0 13.5 70.5
1975 20.7 22.5 56.9
1980 14.3 23.4 62.3
1989 15.7 17.8 66.5
1999 8.8 11.9 79.3
2004 6.0 12.5 81.4
2009 5.7 8.6 85.6
2014 9.7 9.9 80.3

(表は「死刑制度に関する政府世論調査に対する意見書 – 意見書全文(p5)のデータを引用。)

2014年が今の所最新であり2019年や2018年のデータも集めたいものです。

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死刑制度存置派の主張と考えられているメリットは?

日本もそうですが、「死刑存置派」の方々の意見やメリットは主に以下のようになる。

  1. 人を殺したものは自らの生命をもって償うべきである
  2. 一定の極悪非道な犯人に対しては死刑を科すべきであるとするのが国民の一般的な法的確信
  3. 最高裁判所の判例上、死刑は憲法にも適合する刑罰
  4. 誤判が許されないのは死刑だけでなくその他刑罰においても同様
  5. 死刑制度の威嚇力は犯罪抑止に必要
  6. 被害者・遺族の心情からすれば死刑制度は必要
  7. 凶悪な犯罪者による再犯を防止するために死刑が必要である

1に関しては「人を殺したら命をもって償うべき」というのは確かにその通りなんですが、だからといって1人殺したら問答無用で死刑というのはちょっと法治国家としてはどうなのかなと思いますね。

殺された方の遺族からすれば実際そうなるでしょう。

死刑制度廃止派の主張と今言われているデメリットは?

では次に死刑制度廃止派の主張やデメリットはどうなっているのか?

  1. 死刑は野蛮であり残酷であるから廃止すべきである
  2. 死刑廃止は国際的潮流なので、日本でも死刑は廃止すべき
  3. 死刑は憲法36条が絶対に的に禁止する「残虐な刑罰」に該当する
  4. 死刑は一度執行すると取り返しがつかないので、裁判の誤審の可能性がある以上撤廃すべき
  5. 死刑に犯罪を抑止する効果があるか否かは疑わしい
  6. 犯人には被害者・遺族に被害弁償をさせ、生涯、罪を償わせるべき
  7. どんな凶悪な犯罪者であっても更生の可能性はある

読んでて気が付いたがこれは「存置派」と「撤廃派」のそれぞれの意見とそれぞれ反対の意見となっていますね。ちょっと感動。

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死刑制度は非人道的な行為か?

ではそれぞれの意見を述べたところで特に1、3番目の「死刑は非人道的な行為」に値するのかどうかを考えていきましょう。

ではまず、それぞれの意見のもととなった条文を見てみますと

肯定派の元となる憲法31条

何人も法律の定める手続きによらなければ、その生命若しくは自由を奪われ、またはその他の刑罰を科されない

撤廃派の元となる憲法36条

公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる 

この「残虐な刑罰」というのは最高裁判所は「不必要な精神的、肉体的苦痛を内容とする人道上残酷と認められる刑罰」と判断しており、「絞首刑」などは該当しないとしているそうですね。

確かに絞首刑は一瞬で首の骨を折るように調整しているので苦しまずに死ねるとなっているそうなので肉体的には長い苦痛は要しないのかもしれません。

だがあくまでもこれは上手くいけばの話であり、絞首刑の際に首が切断したり、逆に苦しんで死亡したという例もあるにはあります。

さらに、死刑囚が絞首台を見て精神的に苦痛を受けていないと言い切れるかといわれたら難しいです。

死刑制度を撤廃した国では犯罪率は減った?

次に「死刑制度を廃止したら犯罪率は減るのか?」という話で5番の「抑止力」に当たります。

実はこの部分に関しては私も疑問があり、死刑制度が犯罪の抑止につながるのか?ですね。

実際データを収集している人たちの主張や取り方で大きく変わってくるでしょう。

ですが、この死刑制度があろうがなかろうが犯罪率が増えるわけではなく、その国の経済状況やその他の要因などで変わってしまいます。

戦後の西ドイツでは死刑廃止にしたとたんテロや銀行強盗が多発して直ぐに戻したとなっており、経済状況などを顧みても死刑制度が抑止力になっている,なっていないと両方からみることも可能です。

フランスの死刑制度廃止前後10年間の犯罪数はどうなったか?

ニュージーランドテロ事件

出典:https://jp.sputniknews.com/incidents/201903156039451/

これはフランスの内務省国家警察総務局司法警察中央局発行なので信頼性はあります。

様々な部分を見ていかないといけないがフランスで死刑制度が廃止になったのは1981年で、その前後を見ると年々「全犯罪」は増えていますね。

もちろんこれはフランスの人口が増えたことや経済状況の悪化?や、もしかしたら移民問題も関係しているのかもしれませんが、犯罪件数が増えているのには変わりありません。

だからといってこれが「死刑制度撤廃のせいだ!!」と言い張るのは早計です。

軽罪は基本的に罪の大小関わらないのでそっちの検挙数が劇的に増えた可能性も否めないからです。

死刑制度があっても一定の重罪を犯す人間達には効果が全くない?

そしてこれは特に全世界で言えることなんですが、「殺すことに快楽を覚えている」。

いわゆるシリアルキラーたちには死刑制度は逆効果になる可能性もあるということです。

「主張を通したいから死刑になってもいい」

「死んでもいいから誰彼構わず殺したい」

「死にたいけど誰かを道連れにしよう」

などなど考えている殺人者たちにとって「死刑制度」というのはむしろ喜ばしいことではないか?

例こそは少ないものの、アメリカや日本でも「自殺したいが為に他人を巻き込み、死刑を望む」といった事件も発生している。

もちろん、「殺したら死刑になるのでは?」と事前に思いとどまり犯行を未遂に留まらせることは不可能か?といわれたら答えはNoになるのだが,そもそもそんな考えの人は死刑になるまでの犯罪を起こそうなどとは考えない。

【付属池田小事件】死刑になりたいために起こした事件の詳細とは?

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死刑囚の収容にはかなりお金がかかる?

2010年頃のデータになっていますが、死刑囚以外の受刑者にかかる費用は大体年間50万円ほど。

さらに受刑者は刑務所内事業などを行っているので1人辺り年間約9万円ぐらいの国の収入があります。(もちろん受刑者は釈放時に作業報酬金は支給されるがそれでも国の収入は携わってはいる)

死刑囚は刑務作業がなく、死ぬまでの生活も多少いいとのことで約3倍以上かかるそうです。

アメリカでは死刑囚一人にかかる費用は約1億で終身刑囚一人にかかる費用は約7000万と約1.4倍ほどです。

日本ではこういった正確な情報がないんですが少なくとも死刑囚の死刑執行までの維持費は馬鹿にならないことが伺えます。

番外編1:犯罪者の再犯率は高くないから更生は出来ている?

すこし番外編として再犯率で更生の是非を問えるかどうかを見ていきましょう。

死刑制度とは直接の関係性はないんですが,死刑制度には「凶悪犯罪者の再犯を防ぐ」という目的もあります。

その為の「再犯率」を見ていきましょう。

日本の再犯率が上がってる?その原因は?

日本の再犯率が上がってる?その原因は?

こんな統計がある。

日本での平成29年度の検挙人員の内

  1. 初犯が約52%
  2. 再犯(以前に道路交通法違反以外で検挙された人)が約48%

平成10年度

  1. 初犯が約78%
  2. 再犯が約22%

となり約半数が再犯者となるので、この統計データだけ見れば「再犯者が増えてる!!」となるかもしれません。

ですがこれにはカラクリがあります。

あるサイトで解説をしていたがそれによるとこういった仕組みがある。

  • 平成10年度の検挙人数は約33万人
  • 平成29年度の検挙人数は約22万人

となり検挙人数自体減ってきています。

そして

  • 平成10年度の初犯人数は約23万人
  • 平成29年度の初犯人数は約11万人

と初犯人数も減っているんですね。

これは「再犯者の人数は平成10~29年の間で大きく変化していない」といえます。

なので「全体かつ初犯人数が減り、再犯者数は減らないので結果的に再犯者率が上がる」という結果になるんです。

この辺りはメディアの放送の仕方に疑問がありますが、初犯人数も減るなら再犯者数も減るのが望ましいんですが「減っていない」というのも問題です。

普通更生が出来ているなら再犯者数も減らないといけないのにほとんど横ばいになっているのは更生の効果があるのか?と疑問になります。

海外の再犯率はノルウェーが最低?その他の国は?

その他の国では各国の事情や「再犯の定義」などがバラバラでなかなか難しいです。

  1. アメリカやカナダは国と州のデータベースの一元把握が出来ていない
  2. 交通違反も有罪と含めるかどうか
  3. 再犯の期間定義も国によって変わる(1年以内,2年以内に出所した人が犯罪を犯したかどうか)

なので今から出す数字は「日本の再犯の定義」とは違う再犯定義で出てきた数字になります。

「ニュージーランド 再犯率」って調べると2番目ぐらいに出てくる「 再犯率に関する国際的な動向」で各国の詳しい定義を見ることが出来ます。

再犯定義 再犯率
イギリス 1年~1年半以内に単純注意処分など警察段階の処分の場合 平均で30%
ニュージーランド 1年以内に裁判所による処分を受けた場合 刑務所出所: 40%後半

社会内刑罰開始者: 20%後半

韓国 所定期間内に刑務所に再入所した場合 1年以内:0~10%ほど

2年以内:0~18%ほど

そしてノルウェーなどは再犯率は20%未満と世界最低値でありすさまじいことです。

見方によっては世界で最高クラスの待遇や社会復帰プログラムがあるノルウェーでも20%が限界なのかもしれません。

とはいえ、日本とノルウェーや世界各国の事情を考えるとノルウェーの制度を直ぐに取り入れるのは難しいでしょう。

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もし死刑制度を廃止したときのデメリットは何が考えれる?

では死刑制度を実際に廃止した場合どんなデメリットがあるのか見てみましょう。

死刑制度廃止を願う人たちは「終身刑の導入」や「無期懲役」などを代わりに主張しています。

  1. 重大事件の犯人が懲役刑になる
  2. 犯人の更生は性善説
  3. 懲役刑で利用される費用は国民の税金
  4. 終身刑等でも人道に反している可能性
  5. 冤罪としても懲役刑で失われた人生であることに変わりはない

それぞれ見ていきましょう。

重大テロ事件の犯人の懲役が十数年になる

ニュージーランドテロ事件

ニュージーランドで起きたテロ事件 出典:https://jp.sputniknews.com/incidents/201903156039451/

一番わかりやすいのは2011年にノルウェーで発生した「ノルウェー連続テロ事件」です。

この事件では犯人の「アンネシュ・ベーリング・ブレイビク」は単独で77名を殺害し、禁固刑21年で済んでいます。

ノルウェーは死刑制度が廃止されているので当たり前なんですが、「21年の禁固刑=77名の残りの人生」とは考えにくいですね。

もちろん、ノルウェー国民の中には「犯人の思い通りにはさせない」、「復讐や死刑は何も生まない」という意見もあるそうです。

この事例だけ上げるのはあれなのでもう一つ2019年3月発生した「ニュージーランドの銃乱射事件」を挙げましょう。

この事件で犯人は51名の死者、49名の負傷者がでましたが逮捕された犯人の判決は2019年11月時点ではまだ決まっていません。

ですが、ニュージーランドも死刑制度が廃止されているので犯人は絶対死刑にならず人道的な観点から待遇のいい刑務所で服役することになるでしょう。

犯人が更生するという保証は結局犯人の性善説のみに頼るしかない

そしてよく「死刑にすべきではなく、犯人を刑務所で更生させるべき」、「どんな人間でも更正はできる」。

となりますが、結局のところこれって犯人の性善説に任せるしかないですよね。

犯人がどれだけ「自分は更生しました」と述べてもそれを保証してくれるのは犯人の性善説だけです。

更生が出来なかった例を挙げるのは卑怯なんですが、「女子高生コンクリート事件」の主犯格3人は当時未成年で更生の可能性があるからという理由で懲役10年近くで出所しました。

そして全員が「監禁」「詐欺」「殺人未遂」を犯して再逮捕されています。

懲役刑の年数、囚人の扱いによっては人道に反しないのか?

結局、死刑を撤廃して懲役刑にしてもその年数によっては人道に反すると思うんですよね。

特に今の日本の刑務所ってノルウェーやニュージーランドのように立派なところではなく,それこそ必要最低限の生活を送れる環境です。

じゃあその生活を数十年~死ぬまで続けさせるのはそれこそ「国がその人の人生を奪っている」になりうるのではないか?とも思います。

「刑務所内で自由に生活できている」

「しっかりと罪を償えば社会に出て自由に生活できる」

「必要最低限の生活はできている」

などなど意見はあると思いますが、今の日本で死刑を廃止しても次はその問題になるだけだと思います。

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仮釈放のない終身刑が死刑に置き換わる刑罰になるのか?

死刑制度を廃止している国では「仮釈放のない終身刑」などを導入しています。

確かに災害が起きて脱走されたという点や凶悪犯罪者を国民の税金で生かすといった点を除けば悪くない案に聞こえます。

  • 終身刑は希望が無く、人格の破壊を促す危険性がある
  • 再社会化という行刑行使に反する

といった問題があります。

もちろん,終身刑であっても社会への貢献をすれば罪の償いにはなりますし,その被害者への罪の償いにはなるかもしれません。

実際アメリカでも終身刑が導入されている州では受刑者が農作業をしたり自由に独房の中を行動したりとその他受刑者とそこまで変わらないそうです。

どんな凶悪な犯人であれ終身刑などは国が犯人の人生を奪っていることに変わりはないのでは?

この部分は言い出したらキリがないのですがちょっと疑問に思ったことです。

人道的人道的というのは確かにそうなんですが、「仮釈放のない終身刑」「最低10年以降で仮釈放の可能性がある無期懲役」も犯人の人生を奪っていることに変わりありません。

「冤罪だった時の死刑は取り返しがつかない」

「仮釈放の終ない身刑や無期懲役で数十年奪われた人生も取り返しがつかない」

重みは違いますが正直変わりないでしょう。

実際今の日本でも10年以降の仮釈放であっても20年掛かったりしますしね。

杜撰な捜査しかしない適当な警察官も多いのでその部分は死刑制度に文句を言うよりも警察などに文句を言った方がいいと思うんですがね。

内閣府による「仮釈放なしの終身刑」に関するアンケート結果

では最後に実際日本人の「仮釈放なしの終身刑」に対する見方というのはどういった割合なんでしょうか?

まずは「将来的に死刑制度はどうするべきか?」に対するアンケート結果です。(単位は%)

年度 将来も存続 分からない 漸次廃止
1967 61.6 9.8 28.7
1975 76.8 9.7 15.1
1980 77.5 10.1 12.2
1989 76.8 7.6 15.6
1999 56.5 5.7 37.8
2004 61.7 6.5 31.8
2009 60.8 5.0 34.2
2014 57.5 2.0 40.5

1980年代は未成年犯罪や凶悪な犯罪が連続して起きたので国民の感情も死刑は絶対に必要と傾いていた時期ですね。

ですが傾向としては漸次廃止も増えていっている様子です。

そして,「仮釈放のない終身刑」が新たに導入される場合の死刑制度の存廃に関しての調査では

廃止賛成 廃止反対 分からない
37.7% 51.5% 10.8%

となっています。

やはり死刑存続は必要という方が2014年では少し減った程度で割合としては死刑存続派は多いです。

結局立ち位置によって死刑制度に対する見方は変わってしまう

もし管理人が自分の身内が全員殺されたら普通に考えたら死刑を望むでしょう。

「一生罪を償わせるべき」

と言われても人を殺した罪の償いってどうやっても償えるものではないでしょう。

たとえ人数が1人でも複数人でもどうやって償えるんですかね?もし自分が大量に人を殺し,死刑を逃れて出所したら絶対に罪の意識から逃げると思います。

実際名古屋アベック殺害事件の時の犯人の一部は遺族への償いを放棄して姿を眩ましたりしています

正直死刑廃止を訴えるのであれば自分の家族が全員殺されても死刑は人道的に駄目だと言えるような人間でないと難しいと思います。

2019年は京アニ放火殺人事件で36人の尊い命が奪われ33人の負傷者を出した事件や川崎の児童連続殺傷事件など凶悪事件が起きました。

勿論日本だけでなく世界でも2019年3月にニュージーランドでのテロなども発生しました。

やはり感情というものがある限り死刑存置問題は一生消えるものではないです。

どんな凶悪な犯罪者でも人道的に扱って命は奪わない

全ての犯罪者でも命を持って罪を償うべき者は償うべき

とするのかは常に考えていかないといけない問題です。

コメント

  1. より:

    日本における死刑存置派と死刑廃止派の割合は?の項目で出てきた「死刑廃止について賛成か反対かの割合(単位:%)」はどこから持ってきたデータですか?

    • taurs0505 より:

      コメントありがとうございます。
      「日本弁護士連合会」の「死刑制度に関する政府世論調査に対する意見書」における「意見書全文」内の、p5にあるデータとなります。
      (引用を序文に書いていたのですが、改めて引用元を明記させていただきます。)

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